URBANSUN x NISHIJIN
Products
立体的な表現に長けた西陣織ならではの素材感、現在のトレンドでもあるレトロランニングのフォルムをしっかりと押さえたデザイン、太陽をモチーフとしたスタイリッシュなサイドエンブレム、そして長時間履いても疲れないクッション性に優れたソール。
コーディネートがシンプルになるこれからの季節に、足元で遊べるインパクト抜群の一足をぜひお楽しみください。
ファッションシーンで高い支持を得るベーシックな迷彩柄を、金糸を織り込んだ西陣織らしい高級感あるデザインで表現しました。綺麗目なモードからトレンド感のあるハイストリートまで、幅広いスタイルに合わせられる一足です。
「URBAN SUN」のアイコンである太陽やイタリアの情熱を象徴する赤をイメージした、エレガントな印象の迷彩柄です。サイドに浮かび上がるゴールドのエンブレムとの相性も抜群。大人らしいスニーカースタイルをお楽しみください。
古くから日本で愛され続ける地紋「紗綾形」をモダン・ファッションの視点から再構築。シルバーとブラックを大胆にあしらった個性的なパターンは、トレンド感のあるゼブラ柄を想起させるタイムレスなデザインに仕上がりました。
Spec
made in Italy ,textile 西陣織 made in KYOTO
size:41(26〜26.5cm)/43(27〜27.5cm) /45(28〜28.5cm)
¥42,000(税抜)
お取り扱いの注意
デザイン特徴上、一部を裁ち切り部分があるため、着用や洗濯の繰り返しでほつれる場合があります。
※カケンテストセンター検査済
Outfit
個性が宿るスニーカーだからこそ、その履きこなし方にもとことんこだわりたいもの。
ここではファッション誌をはじめ、様々なメディアで活躍する人気スタイリスト、松田有記さんに
本プロダクトから着想を得た、オススメのコーディネートを紹介してもらいました。
「東京カレンダー」や「OCEANS」といったライフスタイル誌をはじめ、トミーフィルフィガーのブランドECカタログや広告などを中心に、メンズからレディース、ストリートからスーツスタイルまで、幅広いスタイリングを手がける。企業経営者などを対象としたパーソナルスタイリストとしても活躍中。
「adidas 2021 S/S Collection」の一環として開催されたスペシャルコラボ企画「自分超えコーデ Insta Live」では、フリーアナウンサーの宇垣美里やタレントの藤森慎吾さんとも共演。
洗練された大人のアメカジに溶け込む
ミリタリー感
「ベーシックな迷彩柄のスニーカーからイメージしたのは、ミリタリーのエッセンスを取り入れたアメカジスタイルです。それも数年前からファッションシーンで注目されはじめている、ヨーロッパで再解釈されたヨーロピアンスタイルのアメカジ。
従来のルーズで無骨なアメカジの着こなしとは一線を画し、大人らしいサイズ感で服を綺麗に魅せるのが特徴です。
ヴィンテージの定番モデル『2nd』をノーカラーで仕上げたエレガントなデザインのGジャンや人気のヨーロッパブランド『アクネストゥディオズ』の綺麗目なコットンパンツ、高級感のある『エンダースキーマ』のレザーバッグを取り入れることで、洗練された大人のアメカジを表現しました」(松田さん)
デニムジャケット:Clothsurgeon
ノーカラーシャツ:Steven Alan
コットンパンツ:Acne Studios
レザーバッグ:Hender Scheme
(すべてスタイリスト私物)
夏らしいサーフスタイルで
リラックスした着こなしを提案
「サイドラインのゴールドの太陽に、赤を基調とした暖色系の迷彩柄。ここから浮かび上がったイメージは、サーフビーチのサンセットです。このスニーカーには、アフターサーフを意識した大人のリラックス・サーフスタイルがハマると思いました。
そこで取り入れたのが、海上がりにサラリと羽織りたいパイル地のジップパーカー。色鮮やかなマリンブルーを選ぶことで、より海らしさを演出しました。
また、ブランドとしてオススメしたのはアメリカ西海岸のサーフスタイルを提唱する『ロンハーマン』。
夏らしいサマーコーディロイのショーツとウエットスーツの素材で作られたバックパックは、気軽にサーフテイストをアピールできる逸品です」(松田さん)
パイルパーカー:NEXUSVII
ボーダーカットソー:Our Legacy
コーディロイショーツ:Ron Herman
ネックレス:MIKIA
バックパック:Ron Herman
(すべてスタイリスト私物)
モノトーンが映える、
大人のラグジュアリー・スポーツ
「ブラックとシルバーのスタリッシュなテキスタイルを活かすことができるモノトーンの着こなしをベースに、スポーツやストリートのエッセンスとモードなスタイリングをかけ合わせ、大人のラグジュアリー・スポーツを表現しました。
メインで使ったジャケットは、トレンド感のあるモッズパーカーをスポーティーなナイロン素材で作り上げた一着。
本革のレザーパンツもスウェットパンツのようなリブを採用したスポーティーなデザインが特徴です。
また、キャップは『URBAN SUN』と同じ、イタリアを代表するハイブランド『ストーンアイランド』のものを使用。
全体をブラックで統一することで、大人らしい落ち着きのあるコーディネートに仕上げています」(松田さん)
M-51ナイロンパーカー:TOMORROWLAND
ボーダーカットソー:Steven Alan
レザーリブパンツ:VINCE
キャップ:Stone Island
(すべてスタイリスト私物)
Story
従来の西陣織のイメージから脱却し、新しいニーズを生み出す表現を模索伝統工芸に新しいニーズを生み出す、これまでにない表現ができないだろうか。「西陣織=着物の帯」という従来のイメージから脱却し、西陣織の新たな可能性を模索する中でたどり着いたのが、老若男女に愛されるタイムレスなファッションアイテム、スニーカーへの活用です。伝統的な古典柄から離れ、西陣織の豊かな表現力でいままで描かれたことない図案を描きたいとの想いから、モダンな迷彩柄2色と地紋の紗綾柄1色を作り上げました。
理想の一足を求めてこだわったのは、
西陣織ならではの堅牢性
スニーカーの生地として使用するあたり、注力したのは西陣織の丈夫さを最大限にアピールすること。他のファッションアイテムと比べ、汚れやすく、傷みやすいスニーカーの特性を考慮し、防汚性や強度を高めるポリエステルを採用するなど、理想の一足を求めて試行錯誤を繰り返しました。その甲斐あって、仕上がった生地の完成度の高さには、「URBAN SUN」の職人たちも感嘆。本国イタリアでも高い評価を得ることができました。
どんな柄でも自在に織ることができる 「技法」こそが、西陣織の本質的価値
西陣織の魅力は、その緻密な柄の表現力にあります。先染めした様々な太さの糸を使ってどんな柄でも自在に織ることができる「技法」こそが、他の織物にはない、西陣織だけの特徴です。従来はシルクだけを素材として使ってきましたが、ポリエステルをはじめとする化繊を使用することで新しいニーズにも対応できるようになりました。プリントとも刺繍とも違う、独特の質感を持った西陣織ならではの美しい表現を、スニーカーを通して味わいください。
西陣織
高級絹織物の代名詞として知られる、日本を代表する伝統工芸のひとつです。その歴史は非常に古く、室町時代に起きた「応仁の乱」で山名宗全(西軍)が置いた本陣を「西陣」と呼んだことからその名がつけられたといわれています。金糸を織り込んだ華やかなものから絣や縞といった普段使いができるものまで、全部で12種類の技法が伝統的工芸品に認定されています。
URBAN SUN
2017年に世界最大級のメンズプレタポルテの見本市「ピッティ・ウォモ」から世界デビューを果たした、イタリア発の新進気鋭のスニーカーブランドです。ファッション界が急成長したといわれる1990年代のストリートファッションのイメージを落とし込んだデザインが特徴的。一流ブランドのOEMでも高い実績を誇っています。
Future
本プロダクトをきっかけに、私たちが目指すのは、西陣織をはじめとする日本の伝統工芸のモダン・アップデートです。いまを生きる現代の生活者から日常的に愛用されるものへと進化する必要があると考えています。
なぜなら、伝統工芸とは守るべき文化であると同時に、その地域の暮らしを支える産業そのものだからです。いま一度、この初心に立ち返り、地域の魅力をプロダクトを通して世界へと発信することは、地域の活性化、ひいては日本全体の活性化につながると私たちは信じています。
社会が発展し、あらゆるものがコモディティ化する現代において、こうした想いを未来へつなげていくことが幸福を感じる大事なエッセンスになるのではないでしょうか。